パスが見えない会社は問題です。しかしパスが見えすぎてしまう会社はもっと悲劇的かもしれません。会社間の「横並び」ならぬ「横睨み」の雇用環境において、現状維持重視ゆえじりじりと社会・会社とともに個人のキャリアまでも右肩下がりになっていく可能性があるからです。
当社の求める人材は自分のパスを自分で考えられる方、社会や時代の要請、社会の価値に自分の「できること」と「やりたいこと」を計画的に実行できる方です。
その力こそが取替えの利く一戦力して扱われることなく現状を動かし変化に対応できる当社の原動力となると考えています。
当社は最小限の管理を理想としています。それは個人の自主性を原則とする当社のPrincipleと同義になります。
昨今では内部統制や短期的な業績を優先し管理を一層強化する傾向も見られます。そのための管理強化を批判するものではありませんし、「人の管理」と「仕事の管理」を同様には考えてはおりません。
しかし管理やその強化による効果は即時的に表れやすい一方で、その弊害は長期に渡り徐々に組織を蝕んでいく形で現れます。
大企業、零細企業に関わらず管理そのものが自己目的化した業務や報告、毎日一体何をして過ごしているのかわからない管理職の方など、本来不要なコストとなるだけではなく、私たちの自主性・自律性、やる気までも萎えさせてしまう要因ともなります。
当社では、会社の原動力となっていただくため、個々が強い自主性・自律性を持っていただき、その自主性・自律性を阻害しない体制・風土作りを図っています。
結果や成果のみを評価しませんが、「やる気」「がんばり」「額に汗して」をいかに見せていただいても評価は難しいものがあります。
当然「やる気」は重視します。「やる気」は実行や創意工夫の源であるからです。しかし「やる気」とはあくまで内面的なものです。
また「がんばり」「額の汗」については、同じ仕事で同じ成果をあげていてもやたらと汗をかく人もいればまったく汗をかかない人もいます。
問題は「やる気」「がんばり」を評価することが「やる気」「がんばり」そのものを自己目的化してしまうことです。長時間作業・残業(へのお付き合い)や「やる気」パフォーマンスが生産性を下げる要因となるだけではなく、周囲へ悪影響を及ぼす可能性もあります。
「やる気」や「がんばり」は当然持っていただいているはずです。
しかし評価は職能に応じたスキル、成果に近づくプロセスとその成果そしてポテンシャルにより行います。
ご賛同いただける方、ぜひ当社への参画をご検討ください!